HOME > 防犯・防災対策 > 防犯の基礎知識と手口について
賃貸住宅での、「犯罪」特に女性を対象とした犯罪は、なかなか減りません。
「ピッキング」「空き巣」「ストーカー」「盗聴・盗撮」は、年々手口も巧妙になり、凶悪犯罪に繋がるケースが多くなっています。
マンションの安全性の確保し入居者様の信頼と安心を得ることは入居者様の定着率と入居率をアップする為にも重要なポイントになっています。
入居者様の信頼を得るためには最新の設備を導入して、犯罪者に対抗する必要があるのです。
しかし、年々巧妙化する犯罪に対抗するのは容易なことではありません。
オートロック、防犯カメラなどの最新の防犯設備をマンション全体に導入するだけでなく個々の部屋にも窓やドアの強化を行うなど幾重にも防犯対策を行い犯罪者の侵入しにくいマンション造りが必要です。
最近の侵入手口は鍵穴ピッキング方法だけでなく、カム送り解錠・サムターン回し・ガラス破りなど手口が多様化しているようです。まずは空き巣の被害に遭わないようにするには、空き巣の手口を知る事が大切です。そこで、過去の空き巣被害の侵入手口を玄関・窓に分けて見てみよう。
昔の空き巣は鍵を掛け忘れた玄関・窓から侵入していたようですが、ピッキング・サムターン回しカム送り解錠・錠破りなど、玄関のカギを解錠して侵入する方法を次々と考えだし、犯行に及んでいるようです。
窓ガラスを割って侵入する「三角割り」「突き破り」「焼き破り」などの方法がありますが、その中で最近多発している手口の一例としてライターの火等でクレセント周りのガラスを焼き破る手口「焼き破り」などが上げられます。このような方法で空き巣被害にあわれている方が多いようです。このような、ガラスの焼き破りは昔にもあったようですが、最近はコンパクトな小型ガスバナーを使用することで、短時間で侵入できるようになった事から以前より増してガラス破りが多発しているようです。
マンション等の共同住宅を対象とした空き巣狙いの侵入方法は、約5割がピッキング用具を使用したものです。「玄関のカギ」「窓ガラス」の防犯は一番に考えた方がいいでしょう。
専用の工具を使用し、鍵穴を解錠する手口 | |
ドアメガネ部分より開錠する手口 | |
シリンダー(鍵穴)をとばして錠前を直接解錠する手口。バイパス開錠とも言う | |
室内側のつまみ(サムターン)の近くに穴を開け、直接そのつまみを開錠する手口 | |
室外側からデッドボルトが見えている部分をバールなどでこじ開ける手口 | |
郵便受け(ポスト)のところを分解若しくは破壊してその穴から開錠する手口 | |
シリンダーやノブの部分をパイプレンチなどでもぎ取る手口 | |
鍵の掛かっていないサッシを探し侵入する手口(トイレやお風呂の窓) | |
クレセント(サッシの鍵)の部分を割って開錠する手口 |